(メイジ)気象学者
評価:C
実力はあるのに採用されないって、こういうことを言うんだろうな。
本体は3マナ相当のスタッツで、それより3マナ重い。
3マナのシンダーストームがランダム5ダメージだから、手札が5枚以上と比較的少なめの枚数で元が取れる計算になる。
また、8枚以上ならパラディンの報復の怒りを使いつつ3/3を出す計算になり、非常にお得。
マナ効率だけ見たら今拡張でもかなり上位に入ると見ていい。
にもかかわらず、採用は厳しい状況にあるのではないかと個人的には踏んでいる。
まず、手札が枯渇しやすいテンポメイジだと、トップで引いた時の弱さが目立ってしまうので入らない。
そのため、おそらく入るならビッグスペルメイジだけれども、6マナ帯はブリザードとメテオという必須レベルの強カードが控えている。
大型スペルはドラゴンの憤怒やアランナのカウントに必要となるため、これらを抜いてまで気象学者を入れるとは考えにくい。
どうしても入れるなら、メタカードのガイストの代わりに1枚、といった運用になりそう。
OTKメイジなら、ドローが多めの構成になり、かつルナのポケット銀河系とのシナジーもあるので、採用の目もあるかもしれない。
ただ、OTKメイジは採用候補が多く、枠に入らない可能性がかなり高いと思われる。
このカードは除去としてもミニオンとしてもいささか中途半端であり、もっと特化した候補が優先的に採用されやすく、結局入っても自由枠的な位置になりそうな気がする。
というわけで、良いカードだけれども微妙に枠が足りなくて外されることが多くなると予想。