（メイジ）ルナのポケット銀河系

評価：A

悲しいときー！ ルナのポケット銀河系がデッキの底に埋まってたときー！

とりあえず、うまく決まればとてつもなく強いことは容易に想像がつく。

アントニダスもマリゴスも1マナ！
弟子×4で無限ファイボもよし、パーツが揃った時点でマリゴスバーストもよし！
まさにOTKを愛し、OTKに愛されたカード！ 全てのOTKの生みの親！ イェェェェェェェ！

…と、これはあくまでうまくいった場合の話。
当然強いカードなのだけれども、その一方で弱点も目立つ。

最大の弱点は、このカードがデッキの下の方にあるなどで、コストを減らしたいミニオンが手札に先にきてしまうこと。
自分のデッキしか対象にしないので、手札に来てしまった場合は別の勝ち筋を考えるしかない。
おそらく、レイラインあたりを入れて別途OTKを達成するか、ビッグスペルメイジみたくシンドラゴサ・リッチキング・アランナ・新カードの天文術師などの大型ミニオンで決める形になりそう。
個人的には、元々大型ミニオンと相性の良い効果なので、後者になると踏んでいる。
レイライン使用型だと、コストが1になった場合に似姿でコピーしにくくなるのもマイナス。

もう一つの大きな弱点は、使ったターンで大幅にテンポを失ってしまうこと。
できる限りドローしたいところだが、ここでドローするとさらにテンポが失われてしまう。
OTKを強く意識するならドロソを増やしたいところだけれども、そうすると除去呪文や大型ミニオンの枠を圧迫するので、30枚をどう構成するか非常に悩ましい。
ただ、ウィッチウッドの笛吹きは鬼神の如き強さを発揮するだろうなー。最低限のテンポを取りつつ1マナになったコンボパーツ・大型ミニオンをサーチできるので。

あるいは、無理にOTKに寄せなくても、現状のビッグスペルメイジに雑に入れても強いかなー。
7マナなので大型呪文の範疇に入るし、巨大ミニオンのコストを減らせるのはシンプルに強力。
案外、専用のOTK構築はファンデッキ止まりで、今のビッグスペルメイジの自由枠にそのまま入れた形が結局一番よく使われることになりそうな(^_^;)
結局、このカードに依存したコンセプトのデッキだと引けなかった時点で終わりなので（モルテンシュートパラディンみたいなもの）、引かなかったときのバックアップを考えると、どうしても既存の勝ち筋をみる必要がある。

というわけで、非常に強いカードではあるけれども、弱みも分かりやすいカードであるため、評価はSとまではいかずAで。