ナーフ後の環境変化所感
スタンダードでは以下の5カードがナーフとなります。
これらについて、環境変化を予想します。
個々のデッキに囚われていては全体が見えません。
◆何が起こるか?
○パラディン編
動員5マナで偶数パラディンは壊滅的な打撃を受けると予想します。ちょうど烈火の戦斧が2→3マナになった後の海賊ウォリアーのように。
また、「ナーフされた」という意識も相まって、しばらくはパラディン自体の使用率が下がることでしょう。
もちろん、奇数パラをはじめとした他のアーキタイプが台頭する可能性自体はあります。
○ウォーロック編
キューブにも影響はありますが、マナアリの髑髏がそのままで、暗黒の契約もマナコストは同じなため、マナアリ依存がより強まった形である程度残るでしょう。
○メイジ・ローグ編
・大幅台頭、特にテンポメイジと奇数ローグ
今までパラディンに抑え込まれていたデッキは爆発的に増えるでしょう。テンポメイジと奇数ローグはその代表です。
クエストローグはナーフされましたが、根本は変わらずプリーストに対してはむしろ強くなったため、微減に留まるでしょう。
○ウォリアー編
テンポメイジや奇数ローグなどの顔面を詰めるアグロの増加に伴い、装甲を積むタイプのコントロールウォリアーが台頭すると考えます。
○ドルイド編
性悪な召喚師は7マナにナーフされましたが、元々性悪デッキは召喚師を引けなくても場持ちさせられるようにできているので、大きな影響はないでしょう。
ナーフ直後は少し減るかもしれませんが、すぐにTier1相当の位置に立つと予想します。
また、横並べアグロが減ることで、装甲を積める挑発ドルイドも再評価されそうです。
○プリースト編
・一見増えそうだが、実は大幅に減る
コントロールプリーストはナーフの対象カードがないため、増えそうに見えるかもしれません。
そのため、狩りの対象が減ることでプリースト自体が減少することでしょう。
召喚師がナーフされたため性悪にも戻りにくく、クエストローグのナーフで逆に対応しにくくなる点もマイナスです。
○ハンター・シャーマン編
・復帰にはまだ時間がかかりそう
元々のカードパワーが低めであり、かつ今回のナーフで新たに台頭すると思われるデッキに対しても明確な強みを持たないため、相変わらず数は少ないままだと予想します。
ハンターはナーフ直後に一時的に増えるかもしれませんが、シャーマンは少なくとも次の拡張までは沈んだままになると思われます。